新NISAで商品を選ぶ際、多くの人が「インデックスファンド(市場の平均点を目指す投資信託)」という言葉を耳にします。
たとえば、全世界の株式に投資する「オルカン」や、アメリカの代表的な企業500社で構成される「S&P500」、日本を代表する株価指数の「日経平均株価」などに連動するインデックスファンドがあります。
「でも、買った後はそのままで本当にいいの?時代が変わって、投資している会社の業績が悪くなったらどうするの?」と心配になる方もいるかもしれません。
実は、インデックスファンドには、投資家が一つひとつ管理しなくても、中身を見直したり、利益を運用に活かしたりする仕組みがあります。
今回は、インデックスファンドを長期で運用しやすくしている、2つの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説します。
1.勝手に中身を入れ替える「新陳代謝」システム
時代が変われば、大きく成長する会社もあれば、反対に業績が悪くなっていく会社もあります。
自分で個別の株を持っている場合は、投資している会社の業績などを確認しながら、「このまま持ち続けていいのかな?」と自分で判断する必要があります。
しかし、インデックスファンドでは、連動する指数のルールに沿って、組み入れている会社やその割合が定期的に見直されます。
この見直しの方法の一つが、「時価総額加重平均(じかそうがくかじゅうへいきん)」です。
企業の規模が大きいほど、組み入れる割合も大きくする方法です。
- どういう仕組み?:簡単に言うと、「企業の規模が大きい会社ほど多めに、小さい会社ほど少なめに」自動で組み入れる割合を調整する仕組みです。
- 自動の入れ替え:指数には、それぞれ採用する会社の基準があります。たとえば、会社の時価総額(株価×発行済み株式数)が小さくなり、指数の採用基準を満たさなくなった会社は、指数から外れることがあります。その代わりに、基準を満たした新しい会社が採用されることがあります。
これに合わせて、インデックスファンドの組み入れ銘柄も見直されます。
つまり、投資家が一つひとつ会社を入れ替えなくても、指数のルールに沿って、時代に合わせて組み入れ銘柄が見直されていくのです。
このように、インデックスファンドは中身が定期的に見直されるため、長期投資でも運用を続けやすい仕組みになっています。

2.分配金を出さずに運用を続ける「無分配」の仕組み
もう一つのポイントが、投資先から得られた利益の扱い方です。
投資信託では、運用によって得られた利益などが、投資家に「分配金」として支払われることがあります。
一方、オルカンやS&P500、日経平均株価に連動するインデックスファンドでは、分配金を出さずにファンドの中で運用を続ける「無分配」のタイプがあります。
ここで重要なのが、分配金を投資家に支払わず、ファンドの中で運用を続けることで、複利の効果が期待できるという点です。
- 無分配とは:分配金として投資家に現金で支払わず、ファンドの中で運用を続ける仕組みです。
- 複利の効果:分配金を支払わずにファンドの中で運用を続けることで、運用で得られた利益がさらに運用され、「利益が新たな利益を生む」複利の効果が期待できます。
今回のまとめ:インデックスファンドが長期投資に向いている理由
インデックスファンドは、投資家が一つひとつ企業を選んだり、入れ替えたりしなくても、指数のルールに沿って中身が見直されていきます。
さらに、分配金を支払わずにファンドの中で運用を続けるタイプでは、運用で得られた利益をさらに運用することで、複利の効果も期待できます。
このような仕組みがあるため、インデックスファンドは長期投資を続けやすい商品といえます。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いいたします。


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