「インデックス投資=一度設定したら、あとはそのまま続けていく」
そう思っている方も多いかもしれません。
確かに、インデックス投資は、長期的な資産形成を考えるうえで、シンプルで続けやすい方法の一つです。
しかし、投資に少し慣れてくると、
「基本を大切にしながら、もう少し自分の考えを反映させたい」
「今の世界情勢に合わせて、特定の分野にも投資してみたい」
と考えることもあるでしょう。
そこで今回は、インデックス投資を基本にしながら、そこへ自分の考えを少し加えていく方法について解説します。
1.投資を「メイン(土台)」と「トッピング(追加する資産)」に分けて考える
投資の方法を考えるとき、資産を「メイン(土台)」と「トッピング(追加する資産)」の2つに分けて考える方法があります。
メインでは、資産の大部分をインデックスファンドなどで運用し、トッピングでは、自分が興味を持っている地域や分野などを加えていきます。
- メイン(土台となる資産): 資産の大部分を、これまでお伝えしてきた「全世界株式(オルカン)」や「S&P500」などのインデックスファンドで運用します。ここを資産運用の「土台」として考えます。
- トッピング(追加する資産):残りの一部の資金を使って、自分の考えを反映させます。例えば、「これからはインドが伸びると思うからインド株を追加しよう」「日本の企業にも投資したいから日経平均を少し加えよう」といった形です。
割合に決まりはない
メインとトッピングの割合に、決まった正解があるわけではありません。
例えば、メインを9割、トッピングを1割にする方法もあれば、メインを7割、トッピングを3割にする方法もあります。
大切なのは、自分が無理なく続けられる割合を考えることです。
まずはメインを資産運用の土台として考え、そのうえで無理のない範囲でトッピングを加えていくとよいでしょう。
2.「地域」や「テーマ」を投資に取り入れる
メインのインデックス投資に、特定の地域やテーマの投資をトッピングとして加える方法があります。
- 活用例:「全世界株式」をメインの土台にしつつ、特定の地域や分野に注目している場合は、そこへ少し追加することができます。
テクノロジー分野、半導体、新興国、日本株など、自分が将来性を感じたり、興味を持っている分野や地域を選ぶ方法があります。
例えばテクノロジー分野なら、ナスダック100に連動するインデックスファンドなどがあります。
また、特定の国や地域に連動する商品や、個別株を選んで加える方法もあります。
- 自分の考えを反映する:こうすることで、世界全体への投資を基本としながら、「この地域に注目している」「この分野に期待している」といった自分の考えを投資に取り入れることができます。

3.「買い時」を少しだけ自分で決める(スポット購入)
毎月決まった金額を積み立てながら、相場が大きく下がったときなどに、自分の判断で追加購入する方法もあります。
例えば、保有している投資信託や株が大きく値下がりしたときに、「今後も成長が期待できる」と考えて、余裕資金の範囲で少し買い増すといった方法です。
- イメージ:メインとトッピング、それぞれにどのような投資をするのか、あらかじめ自分なりのルールを決めておくと、相場が大きく動いたときにも判断しやすくなります。
- ポイント:ただし、株価が下がったからといって、必ずしも「買い時」とは限りません。無理に底値を狙うのではなく、日々の生活に影響しない余裕資金の範囲で、自分なりに判断することが大切です。
今回のまとめ:インデックス投資に自分なりの工夫を加える
- メインとトッピング:資産の大部分をインデックスファンドなどで運用し、一部の資金で自分が注目する地域や分野などを加える方法があります。割合に決まった正解はありません。
- 地域やテーマを取り入れる:全世界株式などをメインにしながら、自分が注目している地域やテーマの投資を少し加えることで、自分の考えを投資に反映できます。
- スポット購入:相場が大きく下がったときなどに、余裕資金の範囲で自分の判断で買い増す方法もあります。
インデックス投資は、投資先を一つひとつ選ぶ手間を減らせる一方で、どのような資産を組み合わせるかは自分で考えることができます。
まずはインデックス投資を土台として考え、そのうえで無理のない範囲で自分なりの工夫を加えてみるのもよいでしょう。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いいたします。


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