【850万ドル(約13億円)が消滅】11年ぶりに目覚めたビットコインが「わざとセルフゴックス」された謎を初心者向けに徹底解説!

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2026年5月25日、暗号資産(仮想通貨)界隈を揺るがす前代未聞の「怪事件」が発生しました。

なんと、約11年間も眠っていたビットコイン($BTC)が突然動き出し、そのまま合計約850万ドル相当(約13.2億円分/107 BTC)が永久に消滅させられたのです。

送金ミスではなく、明らかに「わざと」資産を消滅させる行為、通称「セルフゴックス(自己GOX)」が計画的に行われたとみられています。

私は暗号資産に携わってかれこれ7年ほどになるのですが、今回の事件のような話は初めて知りました。

こうしたリアルタイムのオンチェーン(ブロックチェーン上の動き)情報を追うことは、その銘柄の性質や、今後の投資スタンスを考える上で非常に勉強になります。

最近はSNSの普及でいわゆるデマ情報も飛び交っていますが、当ブログでは常に「事実を確認した正確な情報」を初心者の方にも分かりやすく発信していきます。

今回は、この謎多きニュースの全貌と、世界一有名な「バーンアドレス(焼却用アドレス)」の秘密について分かりやすく解説します!

事件の概要:11年ぶりの目覚めと「謎の同時動作」

オンチェーン分析アカウント「Lookonchain(ルックオンチェーン)」の報告によると、事件が起きたのは5月25日。

2014年以降、完全に動きが止まっていた5つのビットコインウォレットがほぼ同時に起動しました。

驚くべきは、そのウォレットに入っていた合計107 BTCが、すべて「バーンアドレス」と呼ばれる場所に送金されたことです。

バーンアドレスとは、一度送ると二度と取り出すことができない「引き出し不可能な専用のアドレス」です。

5つの異なるウォレットが、わずか数ドルの手数料を支払って一斉に同じ行動をとったことから、偶然のミスではなく、「同一の人物またはグループが明確な意図を持って破棄した」と結論付けられています。

ちなみに、2025年10月にビットコインが記録した史上最高値(12万6000ドル超)で計算すると、このビットコインは約1340万ドル(約20億円)相当にもなります。

それほどの巨額資産が、一瞬でこの世から消え去ったのです。

送金先はビットコイン界で最も有名な「バーンアドレス」

今回、ビットコインが送られた先のアドレスは「11111111111111111111114oLvT2」です。

実はこのアドレス、暗号資産の世界では昔から知られている有名なバーンアドレスの一つです。

このアドレスには次のような特徴があります。

  • 誰でも中身(残高)を見ることができる
  • 誰でも送金することができる
  • ただし、引き出すための「秘密鍵(パスワード)」が実質存在しない

ビットコインの歴史の初期において、送金テストや暗号技術の証明を行うために、この「秘密鍵がないアドレス」に実際にビットコインを送って消滅させることが行われていました。

そのため、昔から実験や証明、あるいは「ビットコインを二度と使えない状態にしたい時」に使われてきた歴史があります。

普段は少額のテスト送金などに使われるアドレスですが、今回は「107 BTC」という超大型の送金だったため、世界中で一気に話題になりました。

サトシ・ナカモトの仕業?噂される3つの仮説

なぜ、せっかくの巨額資産を売却して現金化せず、わざわざ消滅させたのでしょうか?

ネット上ではビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の関連を疑う声も出ましたが、ウォレットの作成時期が2014年のため、初期(2009〜2010年)に活動していたサトシのウォレットとは特徴が異なります。

現在、ネット上では以下の3つの説が有力視されています。

① 量子コンピュータへの「賞金」説

Blockstream(ブロックストリーム)社のCEOアダム・バック氏は、この出来事を「偶然の量子賞金」と表現しました。

このバーンアドレスは構造上、公開鍵を数学的に推測可能な形式とも言われています。

そのため、「将来、超高度な量子コンピュータが完成すれば、秘密鍵を計算して中身を取り出せるかもしれない」という議論があります。

現在の技術では不可能ですが、将来の天才への「賞金(タイムカプセル)」としてあえて資金を投げ入れたのではないか、という数学的なロマンのある推測です。

② 物理的な脅迫からの自己防衛(レンチ攻撃対策)

ビットコインの技術エンジニア(開発者)であるBit Dov氏が提唱する説です。

近年、暗号資産の富裕層を狙って物理的な暴力や脅迫で秘密鍵を奪う「レンチ攻撃」が増加しています。

「狙われるくらいなら、最初から資産をこの世から消し去って、潜在的な攻撃者に諦めさせる」

という、オーナーが自分の命を守るために選んだ究極の自衛手段だったのではないかという説です。

③ デッドマンスイッチ(自動破棄装置)の作動

こちらも同じくBit Dov氏が指摘した可能性です。

ウォレットの持ち主に万が一のことがあった際、一定期間システムへのアクセス(生存確認)がないと作動する「デッドマンスイッチ」が設定されており、それが何らかの理由でトリガーされ、自動で全額バーンされてしまったという説です。

まとめ:市場は冷静。本当に興味深いのは「13億円を捨てた動機」

今回の事件の後、市場がパニックになったり、供給不足を懸念して価格が急騰したりすることはなく、トレーダーたちは驚くほど冷静でした。

なぜならビットコインは、パスワードの紛失や持ち主の死亡などによって、すでに推定300万〜400万枚が永久に失われていると言われているからです。

供給動向を追っているトレーダーにとって、今回の107 BTC(約13.2億円分)が流通から消えたところで、市場の状況が大きく変わるわけではありません。

このニュースで本当に興味深いのは、価格への影響ではなく「保有者の行動」そのものです。

11年間もの間ビットコインを保有し続けた人物が、最後に選んだのは「売却して巨額の利益を得ること」ではなく、「わざと破棄すること」でした。

その動機が思想的なものか、あるいは自己防衛のための戦術なのかは分かりませんが、その人物は850万ドル(約13.2億円)の利益を得ることよりも、資産を消し去ることで「何らかの意思表示をすること」を重視したということです。

今回の事件のような内容は初めて見たので本当に驚きましたが、ニュースの表面的な金額だけでなく、こうした裏側にある歴史や保有者の心理を覗いてみることは、投資をする上で非常に勉強になります。

この出来事は、単なる「巨額バーン事件」ではなく、ビットコインという資産が持つ独特な思想や文化を改めて感じさせるものでもありました。

ビットコインは中央管理者が存在しないため、一度実行された取引を第三者が取り消すことはできません。

だからこそ、その一つ一つのオンチェーン上の行動には、時に強い意思やメッセージ性が表れることがあります。

今後もこうしたオンチェーン分析を追いながら、初心者の方にも分かりやすく、単なる価格だけではない「暗号資産の裏側」を発信していきたいと思います。

【参考ニュース・参考情報】

KuCoin ニュース(詳細レポート記事)
KuCoin公式ニュース

Lookonchain(オンチェーン分析投稿)
Lookonchain公式X投稿

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入や投資を推奨するものではありません。
暗号資産投資には価格変動リスクがあります。投資を行う際は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。
掲載されている情報は記事執筆時点のものです。正確性には万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。

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