株投資を始めたばかりの頃、「この会社は絶対に伸びる!」と確信して、一つの会社の株に集中してしまい、結果的に損をしてしまった……。
実はこれ、私自身も経験したことのある「投資の失敗あるある」なのです。
当時は、YouTubeやSNSなどで流れてくる
「この銘柄が激アツ!」
「これから株価が爆上がりする」
といった投資情報をすっかり鵜呑みにしてしまっていました。
「今買わなきゃ損する!」と焦って、よく調べもせずに一つの個別株に資金を集中させてしまったのです。
今になって冷静に振り返ると、まさにその時が株価の「天井(一番高いタイミング)」でした。
私が買った直後から株価は下がり続け、大きな損失を出す結果になってしまったのです。
新NISAを始めるあなたには、私と同じような遠回りをしてほしくありません。
そこで今回は、私の失敗経験も踏まえて、初心者が絶対に避けるべき「銘柄選びの落とし穴」を3つに絞ってお伝えします。
落とし穴1:「流行り(ブーム)」に乗って一発逆転を狙う
テレビやSNSで「今、これがアツい!」と話題になっている会社の株に、慌てて飛びつくのは非常に危険です。
■ なぜ危険なのか?
多くの場合、ニュースなどで話題になりみんなが知った時点では、すでに株価は高くなっています。
なぜなら、プロの投資家や情報に敏感な人たちは、ブームになるずっと前の「株価が安い時期」に仕込みを終えているからです。
テレビやSNSで大騒ぎされている頃には、すでに値上がりのピークを迎えていることがほとんどです。
さらに恐ろしいのは、私たちが「乗り遅れたくない!」と焦って高値で買ったタイミングが、先に仕込んでいた人たちの「利益確定(売り抜け)」のタイミングと重なってしまうことです。
「ここからさらに上がるはず!」と信じて買った途端にブームが去り、株価が急落して大損してしまう……私自身も、過去に噂やブームに乗ってこのパターンで痛い目を見ました。
まさに「格好のターゲット」にされていたわけです。
■ 鉄則
誰かの噂や一時的なブームではなく、自分がしっかりと納得できる「仕組み」にお金を投資しましょう。
「みんなが買っているから」という理由で選んだ銘柄は、株価が下がったときに耐えられず、焦って損切りすることになります。
ブームに振り回されるのではなく、世界経済の成長に乗る投資信託など、長期で右肩上がりが期待できる「仕組み」に淡々と資産を預けることが、初心者にとって最大の防衛策になります。
落とし穴2:「自分の好きな会社」だけに全てをかける
誰もが知っている大企業や、個人的に好きな商品を作っている会社だからといって、「その会社の株だけ」に集中して投資するのはおすすめしません。
■ なぜ危険なのか?
どんなに有名な大企業でも、経営不振や突然の不祥事によって、株価が急落するリスクはゼロではありません。
もしその一社だけに資産を集中させていると、万が一のときにあなたの資産全体が大きなダメージを受けてしまいます。
過去の歴史を振り返っても、日本を代表するような超名門企業が、データ改ざんや会計不正などの不祥事、あるいは時代の変化についていけず経営危機に陥った事例はたくさんあります。
「自分がファンだから」「みんなが知っている大企業だから絶対安全」という思い込みは、投資の世界では大きな損失につながりかねません。
■ 投資の世界の有名な教え
投資の世界には、「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
一つのカゴに卵をまとめて運ぶと、カゴを落とした時に全て割れてしまいますよね。
しかし、もし卵をいくつかのカゴに「分散して」盛っておけば、たとえ一つのカゴを落としてしまっても、他のカゴの卵は無事です。投資もこれと全く同じです。

■ 鉄則
複数の会社、複数の国に「お金を分散して(分けて)」投資すること。これが、あなたの資産を安全に守る最も簡単な方法です。
新NISA(特につみたて投資枠)で選べる商品の多くは、この「分散投資」が最初から自動で行われるようになっています。
わざわざ自分で何十社もの株を買い集めなくても、国や地域、何千という企業に資産を散りばめることができるのです。
落とし穴3:「投資信託」ではなく「個別株」だけから始める
いきなりたった一つの会社の株(個別株)を選んで買おうとするのも、初心者がよくハマる落とし穴です。
■ なぜ危険なのか?
個別の会社の業績や将来性を正確に調べるには、かなりの専門知識を得るために膨大な時間が必要です。
毎日、経済新聞やニュースをチェックし、企業の決算書(財務諸表)を読み解き、業界の動向やライバル企業の動きまで追いかける……。
これらを仕事や家事の合間にこなすのは、想像以上にハードです。
専門知識のない初心者がいきなり個別株で勝ち続けるのは、至難の業と言えます。
■ 新NISAの正解
初心者の方は、迷わず「つみたて投資枠」の対象になっている投資信託から始めましょう。
これらは金融庁の厳しい基準をクリアした信頼性の高い商品で、「成長投資枠」を使って購入することも可能です。
どちらの枠を使うにしても、まずはこの「つみたて対象」の中から選ぶのが一番の近道で安心です。
投資信託とは、いわば「たくさんの株の詰め合わせセット」です。
これを選べば、複数の企業の株式を自動的に組み合わせた形で、数百〜数千社の株を一度にまとめて応援することができます。
難しく考えず、「まるごと応援」から始めましょう!
初心者が安全にお金を育てるための秘訣は、「どの会社が儲かるか」と特定の銘柄(会社)選びに悩むことではありません。
冒頭でもお話しした通り、話題性やブームだけで株を買うのは非常に危険です。
正直なところ、毎日相場と向き合っている投資のプロでさえ、予測を頻繁に外すのが投資の世界。
だからこそ、SNSやYouTubeで手軽に見つかる「絶対上がる」「100%儲かる」といった甘い言葉には、常に注意する意識を持つことが何より大切になります。
世界中の大きな会社をまるごと応援できる「投資信託」などを選び、焦らず長く、コツコツと続けることです。
私のような失敗をしっかり避け、新NISAの魔法の力を最大限に活かして着実に資産を作っていきましょう!
【免責事項】
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身でお願いいたします。


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